タイ駐在コボリの驚異の日常

ディープな海外駐在の裏側

プリティー帯同で結婚式参加

タイの結婚式に居た、とんでもないオヤジ(タイ人)の話。

 

ツィッターなんかには、日本人の出張者はカラオケ行って遊んでいるだとか、タイのレストランで卑猥な話をしてモラルが欠如している・・・なんて批判があるが、モラルが無い大人は、何も日本人に限った話ではなく、どこの国にでもいるもんだと理解している。

ところで、タイではプリティーと呼ばれる女性たちがいる。日本でいうキャンペーンガールで、企業の展示会やイベントに出るようなモデルさんたち。広告やCMに出るようなトップレベルから、お店の展示即売をやるような子まで色々といる。

 

 

ある日得意先の二代目息子さんが結婚式を挙げるというので、パーティーに招待された。

ビジネスオーナーなのでかなりのお金持ち。趣味は高級万年筆の収集とお酒で、自宅にウィスキーバーを作ってしまうような方。当然、結婚式もタイのお金持ちらしくド派手で、タイの有名人(名前聞いたけど分からんかった)の結婚パーティーを総合演出した方が演出を手掛ける。

 

我々のテーブルは業界の関係者席で、我々の業界でのビックプレイヤーがタイ各地から参加していた。

その中の一人(おっさん)の横に、どう見ても場違いなプリティーがおる・・・。

胸元の空いた服に短いスカート。夜のお店のように、テーブルにいる皆さんの空いたグラスを見つけてはウィスキーの水割りを作ってくれる。氷が無くなればボーイを呼んで持って来させる。気の配り方はバッチリやなあ、なんて思ったけど、

・・・これ、キャバクラやん。ていうか結婚パーティーやでここ!?

 

そう、このおっさんは結婚パーティーにプリティー帯同で参加しているのだ。

50代のええ歳した大人がこんなことします?ビジネスオーナーなのでお金は持っているんでしょうが、分別は持ってないな。こいつは。

しかしながら、ここはタイ。テーブルの他の方々は、楽しそうに飲んでるオッサンに特に何も言うことなく、それぞれみなさん楽しんでパーティーに参加されている。よく聞く、「楽しんでいる人を邪魔するのは無粋」という考え方ね。

私もタイで仕事をする端くれ。無粋な男にはなるまいと、平常に振舞うことにした。